お湯に浸かる

どうにかなれ

snow day

 

 

雪と足跡

ついに雪が積もった。雪とは縁遠い生活を送っていたので、めちゃくちゃテンションが上がった。
今住んでいる場所では雪が降るのが当たり前なので私のようなテンションの人間は誰もいなくて寂しかった。周りにはそのうち雪を見るとうんざりするようになるよというコメントをいただく。

スノーブーツで雪の上を歩いた。キシュキシュキュッキュとなる感覚がたまらなくて、わざと人が歩いていない場所を歩いた。

雪が降って積もるだけで楽しいと思えるので得な人間だなと思う。

早く仕事納めがしたい。もはや考えることはそれだけである。
24日のイヴは有馬記念にM1とイヴとは思えぬ詰まり具合。有馬で久しぶりに競馬をする。なんとかして勝ちたい。どうにかなってくれ。

そんなこんなで世間は本格的に年末に向かっているのに自分は全くその気になれない。本当に今年は終わるのだろうか?今が12月の後半だという実感が全くない。
なんというか。周りの雰囲気というか街の感じが全然年末じゃない。住む場所でこんなに感覚が違うなんて。
いつ頃自分が年末を実感するのか楽しみでもあり。社会人になるとこんな感じになるのだろうか。

 

 

 

言葉が出なくても言葉にしたい

 

 

多分この記事はいずれ別の場所に移すと思う。でも今は移す場所もないのでここに。

一冊の小説を読んだ。高校生の頃から追っているシリーズで、大好きな本。なのに最近は悲しいことに新刊への嗅覚がものすごく鈍っていて、発売してから半年ぐらい経った今やっと気がついた。

 

読書感想文というものはネタバレを挟まずに書くものと、ネタバレを挟んで書くものがあると思うけれど、私は基本的にネタバレを挟む。ので未読の方は注意。

 

前作からもう3年も経つのかと、完結したと思ったいたから、第二部が始まって嬉しかった。だからこそ今作の最後は脳を鈍器で殴られたような衝撃とショックがすごかった。

黒猫シリーズを追っている人ならきっと第一部の最終作は狂うほどにやけたと思う。小説を読んでいる幸福、シリーズを追っている幸せをいただいた。

ずっとずっとこの二人は同じ方向を向いて、一般的な名前のつく関係性でなかったとしても同じ未来を歩むのだと信じていた。信じていたというよりは、それが当たり前だと思っていた。
そんな二人の離別。黒猫も付き人も大学から離れてしまう。付き人は研究人生そのものに一度終止符を打った。
二人のこれからよりも、付き人が研究から一度離れるという選択をとったことが一番の驚きだったかもしれない。

追いつきたい、追いつきたいと思っていたらいつの間にか追いつきたいと思っていた人の存在がなくても、自分の思考を確立することができるようになったこと。他人であれど同じ世界をみていたはずの二人は別々の場所を見るようになっていたこと。
ただ、誰が悪いとかそういう次元にいないからこそ心臓がバクバクした。

作者の森晶麿氏は一作目を書いた時からこのような未来を考えていたらしい。なんなら私たち読者は以前の作品でこのような二人の関係性を読んでいた可能性があった模様。
この二人はこの作品が始まった時からこうなることが決まっていた。現実でもたまに考えることだった。自分の思考や、相手の選択なんて初めから決まっていて私たちは自分で全てを決めているようにみえて、決定事項の上をなぞっているだけなのではないかとか。

黒猫の人生観が現れる一文が大好きだ。Kindleでブックマークした。

 

二人の関係性についてのみの感想文になってしまったけれど、内容はいつもの黒猫シリーズでいつ読んでも美しいなと思う。
内容についての感想をきちんと書くのが昔から苦手。きちんと全てを記憶したまま読み終えられないから。
ただこの文章が消えることがないこの世であってほしいなと思う。

 

次作はあるのかなあ。気になるし、出たら絶対に読むけどこうなった二人のこれからを読むのには時間がかかるかもしれない。
人生の境界線はすぐそこにあって、それがどんなこれからとこれまでを隔てるのかはわからない。

黒猫シリーズに出会えてよかった。こんな未来が待っているとは思っていなかったけれど、こういう衝撃も全てシリーズものを追うという副産物だと思う。

 

 

 

冬は突然やってくる

 

ついに雪が降り始めた。多分積もるほどではないと思う。まだ軽い粉雪だから。
十二月に入ってすぐは寒かったけれど、ここ一週間ほど冬とは思えないほど暖かった。今年は異常気象だなと思う。どこでどうなっているのだろう。

ブログを書こう書こうと思いつつ書けなかった。そういう時期がどこかでくる。人生はそういうものかなと思いつつ。
風が強くて思うように眠れない。朝も早くに目が覚めてしまって、そこから眠れずにのろのろと動き出したけど、結局眠くてまともに動けずゆらゆらとまどろんだ。
この時期でも寝起きに喉が渇いて仕方がないという現象は起きるのだと知る。

もう少しで仕事納めだ。働き始めていろんなことがあった。何ごともなく無事に納めたいものである。

 

楽しいと思ったり、やらなければよかったと思ったり、後悔と歓喜を繰り返しながら時間は過ぎていく。今は髪を切りに行くのが楽しみ。バッサリ切ってしまおうかという思いと、寒い冬がどんどん深まっていくのに切るのもな、という逡巡。

なんだかんだと忙しい週末を過ごすことが多かったので、予定もなくまったりと家で過ごす週末は久しぶり。家事を少しずつ片付けてみたり、本を読んだり、文章を書いたり、写真のレタッチをしてみたり。
週末の二日間は悲しいぐらいに早い。もう日曜日の3時過ぎ。もう少しゆっくり過ぎてくれてもいいのに。

今日は白菜と豚肉でミルフィーユ鍋を作る。少し前に初めて作ってみたらすごく美味しくて感動した。そろそろ年末に向けて冷蔵庫を綺麗にしなくてはならない。野菜たちを買い過ぎないようにしないと。

今年作った鍋は常夜鍋も美味しかった。また作りたい。

 

仕事を無事に納められたら一人忘年会をしようと思う。